応募直前10分でできる確認事項

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国際機関への応募の際、必要書類を整えウエブ上のAPPLYというボタンを押す前に、これだけを最終確認してみよう。10分足らずのチェックで致命的なミスが防げるかもしれない。このチェックは空席公告の「Qualifications」等にある応募要件に自分のバックグラウンド等が合致しているかどうか十分確認しカバーレター、履歴書とも吟味した上での最後の注意点である。

まず応募対象ポストのタイトルと番号を再確認しよう。ウェブ上の記入フォームで応募データを入力していくパター ンだと各空席に直接応募するので、参照番号が間違っていても影響はない。しかしカバーレターや履歴書に間違った空席情報が引用されていると印象が悪いし混乱を招く可能性もある。過去に応募したポスト番号がそのまま残っている書類も結構あるので気をつけたい。送られた応募書類が全て同じアカウントに集中するシステムの機関だとこの間違いは決定的となる。

カバーレターの扱い方は各機関それぞれだが、上記したポスト番号と共に最低気をつけたいのは、書き出しの Dear Mr. XXX や  Dear Sir or Madam が結びのYours sincerely、Yours faithfullyと合致していること(順番どうり合致)。このミスはネイティブにチェックしてもらったというレターにも見られるので要注意といえる。理想的には担当者の名前を書くべきだが、個人名のスペルの間違いや、名前と苗字の勘違い等、エラーの可能性が高く、雇用側の受け取る応募書類の量も考えれば得策とは言えないだろう。

雇用側からの最初の連絡は普通メールなので、最低履歴書のメールアドレスは再確認要だ。最終学歴のタイトルは、雇用側がさっと見てすぐ空席広告に求められている学位かどうか判断するものだ。わかりやすく表示してあるかチェックしたい。

職歴では、業務していた期間とその肩書に注意する。空席に関連した職務経験が何年あるかの判断は、記入された日付によって計算されるわけだから、ミスは避けたい。また期間をだぶっていくつも仕事をしている場合は説明を加えるべきだろう。職務の肩書に日本語を適度に訳して記入している場合は、なるだけ国際機関でも使われているタイトルや、見ただけで仕事内容が簡単に想像できるものを使う。案外重要な項は管理した部下の種類と数だ。職務内容が同じような仕事でも、部下の専門性が高く、人数が多いほど責任の高い仕事と見なされる。ここはしっかり表記すべきだろう。

最後に身元照会先の連絡先、最低メールを再確認しよう。時間も労力もかけ作成した応募書類だ。短時間でできる最終チェックをやる価値はあることと思う。

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