フォーマットの定められていない履歴書やレジュメの書き方に困ったことはないだろうか。大抵の国際機関ではテンプレートに必要な情報を記入するようになっているが、フリーの履歴書をアップロードさせる場合もある。JPO試験でも基本英文略歴(レジュメ)が導入された。
応募書類添削中目につくのは、履歴書には必要ないアイテム、語彙を入れているケース。一応の基本構成はできているのだが、不要または不適当な言い回しで損をしている。以下よく見られるものを挙げてみた。
Career objective
採用側では個人のキャリアゴールに興味を持っているわけではないので、個人の目標にあえてページをさく必要はない。
Home address
わざわざ聞かれない限り、メールだけで良い。メールは最新の、プロらしい住所を使う。email と記すだけでaddressと付け加えなくても充分。
References available upon request
必要があれば雇用側で調べるので不要。
Microsoft Office Suite
これを使いこなせない応募者はほぼいないだろうから、もっと専門的なアプリを挙げて差別化を測るべきだろう。
I, She, He, Him, Her
自分で履歴書を書いているという前提なので、これらの第一人称や第三人称はいらない筈。
Hobbies
仕事に関係ない限り避けよう。
この他にも避けたいのは具体的な例をあげないで、Soft skillsを書き並べること。特にHard worker, Team player, Dynamic, Self motivated など、自己申告の能力を使い古されたバズワードで形容しても逆効果だろう。
以上は基本的なものばかりで、全部をカバーしているわけではないがこれらを避けるだけでも履歴書は改善する筈。キャリア国際機関では応募書類の添削サービスもやっているので利用してほしい。