クリスマスから新年にかけて、忘年会や新年会など親睦イベントが相次ぐシーズンだ。国際機関も例に洩れず、自分の属しているサービス以外にも、他の部署や団体の企画するクリスマスパーテイなどに招待される機会は多い。
国際機関では職場以外に同僚を知る機会は限られている。全職員対象の研修会、集会の他は、同好会、そして親睦イベントくらいだろう。これらの魅力は、専門分野やグレードに縛られずに、普段の仕事仲間以外の職員と知り合えるところ。
レセプションで隣にいた陽気な同僚が最高幹部の一人、というのはよくあるエピソード。新入職員や退職準備用のセミナーでは、仕事上でほぼ会う機会のない同僚の存在を発見することが多く、新鮮な驚きがある。
しかしそんな機会のないまま何年かたち、職場の同僚以外とは疎遠になる例も多。コーヒーや昼食も大方同僚と一緒か、一人。仕事に専念し、課外活動や集会もパスしているうち機関内の知人は限られてくる。
普段時間のない職員でも年末年始のイベント参加は可能だろう。このシーズンは休暇を取るものが多く、パーテイもあちこちで開かれる上、契約更新時期とも合いまり、仕事効率は鈍る。メール、電話では無く、直接話し合うチャンスでもある。
官僚、縦割り社会の国際機関で、部署を縦断したネットワーク作りは貴重。年末、年始のイベントに積極的に参加し、他職員の新鮮な考え方、活動の仕方に触れられる好機を利用したいものだ。