外務省から9月3日の応募書類書き方講座が発表された。今までの経験から、「書類にありがちなミスは何ですか。」という参加者からの質問が予想される。今回はそれに先駆けて少し詳しく解説した。
スペルミス、誤字は命取り。スペルチェッカーでは検出できないものもある。例えばLead の過去形にLedではなくLeadを使ってもチェック機能は正しいと認識。またハイフンの入った複合語はミスの元になりやすい。
例 mid- and long-term goals
大文字小文字の使用についてはこのサイトでも解説済み。特に大文字乱用は読みにくい。
時制の統一にも気をつける。現在の業務は現在形、業績は過去。過去の仕事は、職務内容、功績とも過去形が一般的。全部過去形で統一するのも可。
同じ言葉や言い回しのリピートは文章が単調になり、英語力も疑われる。重複表現や不必要な形容詞にも注意。
例 past experience, final result, unexpected surprise
自由様式レジュメで時々あるのが、職務期間が年代のみで月の表示がないケース。国際機関の履歴テンプレートでも日ずけは義務化されており、ないと採用側に疑問をもたれる。
以前にも触れたが、フリーレジュメにcareer objective, summary, references, hobbies などは不用。
ミスというわけではないが、職務の描写が長く読みにくい応募書類は歓迎されない。読み手側に立って再度チェックしよう。
以上応募書類の添削サービス中目立ったものを挙げてみた。これらに気をつければ応募書類の質は確実に上がるだろう。