ExperienceとExperiences

国際機関への応募書類には欠かせない単語であるExperience。複数形を使った書類が多数あり、よく添削の対象となる。単数と複数はどう使い分けるのか。

国際機関の空席広告では、どの機関でもExperienceを使っている。このExperience(経験)は一つの事柄ではなく、時間をかけて積み上げてきた知識やスキルといった抽象的なものの意味で数えられない。不可算名詞なので、複数形はなく使える冠詞はtheのみ。

例 Experience with a national disaster management agency is desirable.

例 The experience gained at the Forum allowed us to complete the survey.

だが、応募書類に記したexperiencesが全部間違いなわけではない。自己の体験やイベントを書く場合、特定個々の経験・体験が一個ずつの経験として捉えられるため、可算名詞になるからだ。その場合は不定冠詞も使用可。

例 I have had encouraging experiences with street children.

例    Speaking in front of 1000 people was an experience that I will never   forget.

このように個人的な体験を述べる機会は応募書類上あまりないだろうが、カバーレター作成や特別に応募動機を書く場合に考えられる。

ただし応募書類の間違いで圧倒的に目に付くのは最初のケース。例えば調査書類作成経験が豊富という意味で、I have considerable experiences in writing research papersと書くとexperienceと直されることになる。

少し気をつければ防げる間違いなので覚えておくと便利だろう。

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