破ってもいい英文法ルール

国際機関への応募書類を添削する仕事柄、英語のグラマーには細心の注意を払うが、履歴書を書く時はこだわらなくてよい文法もある。そのいくつかを下に紹介した。

まず “I” や “my” といった代名詞。履歴書を書いているのは本人なので “I” が主語なのは当然であり、その都度のリピートは不要。これらを省きアクション動詞から文を始めれば、短い文でストレートに行動が伝わる。ドット形式を使えば読みやすいだろう。また現在やっている仕事だからといってduties を進行形で書く必要はない。

例 I collect and analyze information.

例 Collect and analyze information.

もう一つは1から10までの数字。なるほどスペルアウトするのが正式な書き方だが、履歴書ではアラビア数字を使った方が、仕事の規模や業績がすぐ目につくのでアピール力が高い。効果的な応募書類は皆この形式をとっている。

例 Designed a new product, which increased the total sales by nine percent.

例 Designed a new product, which increased the total sales by 9 percent.

また特に結果を書く時は能動態で書き自分の功績を強調しよう。受動態にすると、行動の主体がぼけアピール力は減少する。一般的に能動態使用はアクションを明確にさせ、文を簡潔化できる上、グラマーの間違いも防げるのでお勧め。

例 The project was implemented according to the agreed schedule.

例 Implemented the project according to the agreed schedule.

このように英作文マニュアルには当てはまらない書き方をしたほうが、応募書類作成には効果的な場合がある。これだけで履歴書はかなりスッキリし、読みやすくなるだろう。

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