読みやすい応募書類

国際機関への応募や、筆記試験には明確でわかりやすい英文が求められる。主語動詞/修飾関係がはっきりしており簡潔な文は採用側が短時間で読め、空席との合致を評価できる。長く読みにくい履歴書やエッセイは、概括する能力を疑われる場合もある。

無駄に長く単語配置が効果的でないと、文法的に正しくても難解。複雑な英文でないとレベルが低いような印象があるからか、特にアカデミックな英文はわかりにくい。実際には、複雑なことを簡単に書く方が難しく、高い英語力を要する。

英語母国語の人が書いた英文が読みにくい例は多く、応募書類も文法のみ直しても分かりづらいままでは不利。簡潔明晰に自分の履歴や考えをアピールするためには、何が必要か。

まず文全体の情報配置を構築し、書き順マップ作成。主語を短くし、主語と動詞間の距離を詰めると読み手の理解度はアップする。次に無くても良い表現はカットし、語数、周りくどさを減らす。

具体的には、動詞を吟味しlyで終わる副詞 (例completely, successfully)を削る、clichéと呼ばれる決まり文句 (例last not least、in my humble opinion)や場つなぎ言葉、無駄な表現 (例just, that, really, in order to, several, various, certain)もなるだけカット。選べる場合は簡単な表現を優先(例utilize をuse, due to the fact that をbecause, conducted some researchを researched )など。

また否定表現より肯定表現、受動態より能動態を使った方が読みやすさ度は上がり、語数は減る。

アプリやAIも活用し、全体を書き終わったら読み直し、書き直す。AIの文は回りくどいものが多いので、気をつけよう。一旦書いたものは少し時間を置いてから読み返せば、冷静な判断がしやすいもの。その後、第3者に見てもらえれば理想的。 キャリア国際機関の添削サービスも利用してほしい。

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