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ネット面接ハプニング

模擬面接の依頼が立て込んでいたある週、普段ならありえないハプニング が2度あった。まず、候補者側のマイクが作動せず音声なしとなった場面。もう一回はこちらの居住地全区でスカイプが故障した時。どちらも修復の見通しが立たず、結局日を改めて模擬面接を行なった。

本番の面接でも、予期しなかった問題が急に発生することがある。例えばマイクやカメラ、パソコンがうまく機能しない事態。また アプリに障害が出たり、インターネットとの接続が悪かったりと状況は様々だ。

採用側としても、インターネット面接中予期しない 出来事を色々体験した。突然の停電、予告なしに誰かが部屋に入ってきた時、ネットや電源の急な乱れなど。準備万端で臨んでも不慮のハプニングが避けられない場面はどうしてもある。

このような時、一番必要なことは落ち着くこと。採用側と連絡がとれれば、状況を説明して指示を仰ぐ。相手からは時間や日にちを改めて再開するか、電話回線に切り変えて続行するか等の決断が出るはずだ。急に接続が切れてしまい自分の方から何もできない時はそのまましばらく待つ。

何れにしても、パニックに陥ることなく冷静に対処したいもの。国際機関側では、 よくあること、特に途上国との接続にはありがち 、と認識しているのでそれ程気にしなくていい。ただし、自分の事前の準備が万全 でなく面接続行に障害が出た場合は、印象が悪くなるので気をつけたい。

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電話での面接

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最近は電話やスカイプ等を使っての面接が増えている。各機関とも予算の関係かハイレベルのポストでないとなかなか直接の面接に呼ばなくなった。全候補者が同じ通信方法で同じ質問内容に答えるという意味で、雇用者側にとっては得られる情報の質は違うにしても候補者の差別化は十分できるわけである。電話やスカイプ等を使っての面接への対応は基本的には直接の面接と同じだが、より高いコミュニケーション能力と念入りな準備が必要だろう。

今回は電話での面接を取り上げてみた。電話での面接の場合、顔や動作が見えなくて不利な分必要書類を手元におき参照できることと、自分の馴染んだ環境で行えるという特典がある。環境をチェックしておいて面接中思わぬ邪魔が入ったりしないよう心掛けたい。

最初に面接官の名前を書きとめておくと使用しなくても安心が増すだろう。映像は見えなくても笑顔で背筋を伸ばした姿勢での受け答えは相手に伝わるものだから、明るくテンションの高いスタートを心がけよう。声のトーンを心持ち上げ、必要であれば電話の前に立って受け答えをしたり、ドレスアップしたりするのもいいだろう。とくに  ”なぜこのポストに興味があるか” 等の始めの質問には, 興味や熱意を伝えるような口調を使い話の内容に合わせた声音とペースを心がけよう。必要以上に早口、またはゆっくりにならないよう自分の受け答えを携帯に吹き込み聞いてみる等、前もってリハーサルしておけば余裕が生まれる。

また事前に要点を簡潔に書いたものを用意しておけば、受け答えの際便利だろう。ただし棒読みはさけよう。面接官の質問や説明が長引く場合は時々Hmm, Yesなどあいずちを入れたいものだ。ずっと黙って聞いていると、顔が見えない分相手も不安になってくる。質問の受け答えは簡潔にしよう。動作や表情が見えないので、長い答えは直接面接の場合より面接官にとっては長く感じられものだ。説明する状況が複雑な場合も、順序だてて要点をつかんだ話方を心掛ける必要がある。

電話の回線問題でよく聞こえなかったり、会話が途切れたりすることがあるが、本人の責任ではないしよくあることなので焦る必要はない。その際は早めに面接官の注意を引き指示を仰ぐことを勧める。例え会話がそのために途切れるようなことがあっても最初のダイナミックな応対は印象に残る筈である。スカイプ面接の対策は次の機会に書きたい。

 

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