カバーレター

JPO 試験応募書類の一つにカバーレターがある。英文履歴書にも動機を書く欄があるので、動機や自分の経歴をアピールする機会は英語で2度。A4片面1ページと言え重要度は高い。

カバーレターを重視するのには理由がある。履歴書は散文的に事実をリストアップし、表現やスタイルがある程度定まっているので、同じ様な経歴だと差がつきにくい。カバーレターには、自分と空席との合致を少ない字数で効果的にアピールできる能力や書き方のスタイル、英語力や語彙が顕著に現れる。

応募者の個性が発揮され、差別化できるのがカバーレター。モチベーションレターやアプリケーションレターとも呼ばれる。理想の書類は、簡潔で一貫性があり、空席の要求条件に合致しているという情報がすぐ目につくもの。正しい英語であることはもちろんだ。

多いエラーは、自身の経歴を歴史的に辿ったもの。採用者が最も知りたいのは空席の必要条件との合致で、経歴年表ではない。最も空席に近い成果、経験を具体的に箇条書きし、空席と無関係の能力や業績、 記述は省く。

またJPO 試験応募書類の特徴として、日本語応募書類の動機を英語に直訳し英語履歴書に用いているケースが多い。日本語で2000字かけて書いた動機を英語に直すと、長く意味が伝わりにくいものになりがち。特に忠実な英訳は国際機関側にはピンとこないモチベーションになってしまう。

ポストと自分のプロフィールのマッチを強調するには、空席広告を熟読する必要がある。書く前に構造を作っておき、履歴の要約ではなく、実際の経験やエピソードを入れ、インパクトのある独自のセールスポイントをアピールしよう。

カバーレターはマーケテイングツールでもある。一ページ足らずの書類だが履歴書作成と同じくらいの労力を要す。このサイトでもカバーレターの添削サービスを提供しているので、ご利用いただきたい。

Leave a Reply