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応募書類書き方講座

 

 

 

 

今回で5度目になる外務省国際機関人事センター主催の“国際機関への応募書類書き方講座”。国際機関へ提出する履歴書とカバーレターの書き方について以下の日時で説明する。

9月3日(火)18:00~19:30

■場所:東京都中央区丸の内1-7-12 サピアタワー10F

関西学院大学・東京丸の内キャンパス

講座は兵庫県の関西学院大学、西宮上が原キャンパスでも同時中継される。

里帰りの際日本でセミナーを開く機会は限られているので、たくさんの方に受講していただきたいもの。職種ごとのキャリアパスとか、面接の仕方などレクチャーしたいテーマはいろいろあるが、応募書類の質を上げることはキャリア開発優先事項の一つだろう。

応募書類を充実させる際、どういう国際機関のどの職種、業務を目指すか、自分のプロフィールとの合致はどうか、を含むキャリアプランや戦略があれば効果的。

毎回講座の後にたくさん質問が来るのだが、キャリアプランが立っていないケースが多く、まずそこから始めるべきという感じをいだく。

目標がはっきりしないままに応募していては、書類だけ直しても次の採用プロセスに進むのは難しい。

在日中、個別カウンセリングの時間は取りにくいので、キャリア相談はサイトに直接問い合わせてほしい。キャリア国際機関サービスに関しての情報は無料。キャリア相談一回2000円、六ヶ月6000円で提供している。

応募書類書き方講座

上記の講座を9月21日に外務省が東京で開催し、そのレクを担当した。四度目の今講義では参加者が多数で意識が高く、質問も活発。外務省国際機関人事センターの活動が実を結びつつあるという印象だ。

今回も履歴書内のREFERENCES に関する質問が目立ち興味深い。機関によってはREFERENCESを履歴書に書く必要はないが、まだ大多数のフォーマットでは要求されている。

誰を身元照会先として書くかに頭を悩ませる人は比較的多い。大学時代の教授と会社の上司両方を必ず入れるべきか、社会的地位の高い人ほど効果的かなどが主な質問の内容。

現在の自分の働き振りを知っていて、肯定的なフィードバックをしてくれる人であれば良い、が答え。身元照会先には採用がほぼ決まった段階で連絡が行くので、よっぽど否定的なコメントをしない限り、結果にそれほど影響はない。

気をつけて欲しいのは参照人が、自分の仕事を知っており、高く評価してくれる人であること。会社のトップやゼミの教授などがこの条件に当てはまるか確認しよう。ある程度英語ができないと質問に対応できないという点もある。

最初に了解を得てから名前をあげるのはもちろんだが、メールや電話の更新も忘れないようにしたいもの。現役時代国連でREFERENCEをチェックした際、シニアの候補者のためか、照会人が他界していたり、会社が倒産したりしてコンタクトできないケースがあった。

履歴書に照会者のタイトルを入れる場合Former Secretary-General とPrevious Secretary-General を区別すべきか。Former でもprevious でもほぼ違わないというのが一般説。文法上はinterchangeable  ということになっている。強いて区別したければformer は元 (昔)、previous は前 (最近)のSecretary-Generalとなる。

日本での講演

いつもはスイスジュネーブより情報発信しているが、今般日本滞在中に東京で講演をする機会に恵まれた。

NPO国際人材創出支援センターICBは、国際的なルールメイキングの意思決定過程に参加し、活躍する人や活躍していきたい人を育成・支援する機関。グローバルな志を持つ人に勇気と力と豊かな教養を届けるという主旨のもと様々な活動をしている。

“国際公務員というキャリア”と題するこの講演では、国際機関の仕事が挑戦する価値のある魅力的なものであることを伝える。国際社会の公益のために、グローバルな視野を持って中立的な立場で働く国際機関職員。環境や職種は様々だが多様性、可動性、変化に富んだ職場であり、刺激的でやり甲斐のある仕事と言える。

いろいろな国際機関の人材開発、管理を30年近く担当した経験をもとに国際公務員のキャリアについて話す。人事担当者ならではの、ユニークな観点から見たキャリア構築について述べたい。委細は以下のとうり。問い合わせは上記サイトより。

9月18日(火)19:00~20:45
【場所】東京都千代田区神田錦町3-21
千代田プラットフォームスクウェア(http://yamori.jp/access)
【参加費】ICB会員1000円、非会員2000円。学生無料

もう一つのイベントは今回で4度目になる外務省国際機関人事センター主催の“国際機関への応募書類書き方講座”。国際機関へ提出する履歴書とカバーレターの書き方について説明する。制限人数に達したので申し込みは締め切られたが、当日キャンセルも多いので問い合わせる価値はあるだろう。毎回講義後は各個人のキャリアに関する質問が多く、全部に応じきれないのが残念なところ。

キャリア相談はサイトの方に直接問い合わせていただきたい。サービスに関しての情報は無料。キャリア相談一回2000円、六ヶ月6000円で提供している。

9月21日(金)18:30~20:00
■場所:東京都中央区丸の内1-7-12 サピアタワー10F
関西学院大学・東京丸の内キャンパス

セミナーの感想

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9月6日外務省主催の応募書類の書き方についてのセミナーが東京市ヶ谷で開催され、当サイトの管理人小島晶子が講師として国際機関に応募する際必要な履歴書及びカバーレターの書き方について指導した。

もともとは2日程かかるようなトレーニングを一時間あまりに濃縮して講義するのだから、情報量はかなり多い。参加者の消化不良が危ぶまれたが、皆熱心で活発に質問しインタアクテイブなセミナーとなった。

このセミナーで一番強調したかったのは、採用側のほしい情報を早く簡潔に伝えるという点である。そのためにも応募の基本三原則、空席広告を完全に理解する、求められたプロフィールに当てはまる場合のみ応募する、空席毎に合わせた応募書類を作成するという事項を主張した。

外務省人事センターの努力のおかげで、現在ほぼ毎週のように国際機関就職セミナーが開催され、一般的な情報はよく浸透しているようだ。しかし、個別のプロフィールやキャリアのニーズに合った国際機関や空席を捜し、応募書類を作るのはなかなか大変だ。参加者の多数が応募書類作成以前に、納得できるキャリアプランをどう立て、実行していくかという時点でサポートを必要としていると強く感じた。

本人の経歴や資質、目標にマッチした職種、機関そしてグレードの空席を効果的に見つけ出してのみ、雇用側にアピールする応募書類が書けるというもの。空席と自己プロフィールの合致の売り込み以前の段階の情報が不足しているわけだ。これがプロフィールに合致しない空席選びや基本条件を満たしていない応募という残念な、しかし頻繁な結果となっているようだ。

キャリア国際機関では応募書類の添削サービスをしているが、その以前のステップであるキャリアカウンセリングも提供している。応募の前に、空席と自己の経歴そしてキャリアプランとの合致をもっと検討してみるといいだろう。

「管理職へのキャリア構築」セミナー

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国際機関でのキャリア開発は、機関、上司、本人という3部構成になっている。組織のキャリア開発サポートと上司はキャリア開発の重要な助けである。ただし、国際機関の人材政策でも « キャリアは自分で作るもの »と、個人の最終責任を明確に打ち出している。これからのキャリア開発には、自分の市場価値を常に高めつつ周囲のサポートを利用していく、という態度がより重要となるだろう。

とくに昇進は日本の職場と違って、一生懸命仕事をしたものに自動的に与えられるものではない。国際機関での昇進には戦略が不可欠で、仕事熱心のあまり昇進活動を怠るとるとかえって取り残されたりもする。管理職へのキャリアはまさに計画して積み上げていくものといえる。

ジュネーブ国際機関日本人職員会JSAGは中堅レベルの邦人職員を対象に、「管理職へのキャリア構築」セミナーを今4月に開催した。目的は幹部ポストに必要とされる見識やコンピテンシーについて理解を深めるためで、サイト管理人小島がこのセミナーの講師を務めさせていただいた。

ジュネーブ在住の11人の邦人職員が参加したこのセミナーでは、幹部ポスト(P5、D~)を目指すにあたって重要な要素やステップ、幹部に求められるコンピテンシーなどを説明した。2日程度のセミナーの内容を1時間半に濃縮したのでインタアクテイブにとはいかなかったが、参加者が積極的だったので活発な質疑応答と情報交換ができた。

セミナーのポイントはJSAGのウェブページに掲載される予定なのでここでは触れない。ただし、早く昇進したい人にもっとも必要なものを挙げろといわれたら、柔軟性のある具体的目標、3年から5年で動くこと(2年から4年で準備)、自己の市場価を上げること、情報収集とアドバイスと答えると思う。もちろん他にも重要な点はたくさんあるのだが、昇進を自分の価値観の中心にとらえている職員はロールモデルやメンター、コーチ等を活用し早い時期に軌道を先取りすることを考えるべきだろう。

また自分の仕事に対する意識や価値観はキャリアや人生の節目節目で変わっていくものだ。案外と自分の興味や大切とすることに気ずいてない場合もある。時々は職場から距離をとって、自分が何のために働いているのか、何が大切なのかを見直す時間を作るといいと思う。