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国連ボランティア計画(UNV)でのキャリア

UNVは世界規模のボランティアリズムによって、平和と開発に貢献している機関。UNVでのボランティア経験が国際機関就職へ繋がるケースは多い。日本人向けプログラムもあるのでUNVを国際機関キャリア形成にもっと組み込みたいものだ。

ドイツのボンに本部を置くUNVは国連開発計画(UNDP)事務所を通じ世界各地で活動。毎年6000人以上、150か国以上からの国連ボランティアを国内外で動員する。2億ドルの年間予算は約25%がUNDP、残りは国際機関やドナー国政府が負担している。

日本は、財政支援額や政治的サポート面でUNV最大の支援国。政府拠出の日本信託基金により、毎年日本人国連ボランティアが世界各地に派遣されている。これらボランティアの任期は平均1年で、公募ポストは邦人のみ応募可能。年齢制限はない。

外務省委託の平和構築人材育成事業では、国内研修の後、UNVが海外実務研修を担当し国際機関に研修生を配置。平和構築だけでなく開発系キャリアを目指す者も対象となる。

JICAが費用を負担し、青年海外協力隊出身者をUNVにボランティアとして派遣する制度もある。また国連ユースボランティアは日本信託基金を受け、大学生を5ヶ月間途上国の国連事務所に派遣するもの。2017年時で国内9大学が提携している。

国連ボランティアは即戦力として使われ、大卒プラス5年程の専門分野での経験が必要。独立して活動するP3程度の仕事が主だ。応募は登録制で、適格者は派遣要請が出されてから選出されるが、要請が必ずある保障はない。

不定期な特別募集で緊急動員される職種は、人権や難民保護、IT、ロジ、水衛生環境専門家、プログラム管理等。正式職員と手当の差はあるも職務責任や競争率は意外に高い。国連時代、エジプト事務所の広報責任者がUNVボランティアで驚いた記憶がある。

比較的高レベルの選考基準を見ても、UNV就職には邦人向けの機会を活かすのが早道とわかる。ボランティアの精神、待遇条件を前もって理解し、活動形態に同意する場合のみ応募しよう。