年末年始休暇

忘年会・新年会などパーティ浸り、長期旅行や里帰り、または寝正月など、年末年始休暇の過ごし方は人それぞれ。国際機関就職を目指す人にとっては、キャリア開発のいい機会だ。

まず長期休暇のリラックスした状態で自己分析。将来どうしたいのか自分の希望を見つめ直し、キャリアプランの土台にする。経歴、得意分野、弱点、最終目標、価値観、こだわり、ライフスタイルや動機、興味、性格を解明しよう。リソースセンターにあるキャリアアンカー等の自己分析ツールも利用できる。

『自分の内面』に目を向けた後は、『周囲の環境』を考える。希望する機関の活動や、職種についてリサーチ。例えば対象機関のサイズ、長期展望や戦略、希望職種空席の数と頻度、勤務地、採用方法等。自己を取り巻くキャリア開発の機会やハードルも考慮してみる。

得意分野の職種を提供する機関は他にあるかも調査し、改めて応募可能な機関と職種、グレード、勤務地のリストを作り、キャリアプランに活用。条件に合う空席を見逃さないようにjob-alerts をかけておく。

目標とタイミングを定めたら、新年に向けてプロフィールを充実させ競争力をあげよう。自己分析と過去の応募結果から、新たな経験、資格やトレーニングの必要を感じたらキャリアプランに組み込む。

基本応募書類も休み中にアップデート。経験したポジション、役割、仕事内容、業績などを見直し、履歴書をまとめる。基本書類ができたら応募対象ポスト毎に少しずつ調整。空席広告の職務内容や雇用条件にリピートされるキーワードに注目し、どの部分を強調したらアピール力が増すか研究する。

休暇はキャリア開発を支援してくれそうな同僚、先輩、恩師や上司訪問の機会でもある。挨拶中キャリア展望を聞かれたら手短に説明できるよう準備しておこう。年末年始の挨拶はメールであっても重要なもの。文章を吟味し、その年の締めくくりと新年のお付き合いを円滑にする。

年末年始のまとまった休暇中上手に時間を使い、キャリアアップに繋げよう。キャリア国際機関の支援も活用し2020年に向け一歩先にスタートを切りたい。

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