Deadline

国際機関空席公募ではよく目にするdeadline。応募書類受付の締め切り日を指すが、そのままの解釈だと死線ということになりおだやかではない。

「deadline」はもともと、1861〜1865年アメリカの南北戦争時代に捕虜収容所の周り半径17フィート(5,2メートル)で引かれていた線。その線を越えてしまうと、逃げたとみなされ射殺されてしまうことから「超えてしまうと命が無い線」という意味で使わた。

今のように締め切り時間や最終期限として使われるようになったのは20世紀半ば頃から。現在でも、囚人がこの線を越えると射殺される「超えてはならない線」「死線」という意味もある。

「死」という言葉を含みインパクトの強い「deadline」は避けて、空席公募締め切りに「closing date」類を使う機関もあるがdeadline使用機関のほうが数は多い。

ただし国連ではposting periodを使い空席がインターネットにアップロードされた日から、取り去られる日までをの期間を公示している。これにならっているのは採用システムが国連の傘下にある、UNEP, UNESCAP, ECLAC , ICAOとUNOPS (application period)。

その他はclosing date派 か deadline派だが、それなりに頭をしぼり独自の表示をしている機関もあり、posting end date (Global Fund, EBRD), apply before (UNDP) などが目立つ。

だがなんといっても一番印象に残るのはdeadline。そのインパクトはまだまだおとろえていない。空席公募の締め切りは厳守しないと採用されてもらえないから、ある意味「死線」でもあるわけだ。応募書類は期限前に余裕をもって提出しよう。

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