応募書類の締切り時間

国際機関の空席公告にはなるべく早く応募した方がいいというのは一般的なアドバイス。締め切り日が近くストレスを感じた経験は誰にでもあるだろう。この締切日、一体指定された日の何時に閉まるのだろうか。

国連空席公募サイトに掲載されているポストだと、勤務地がどこであれ、空席広告はニューヨーク時間の真夜中に取り除かれ、それが締切時間となっている。国連のように本部所在地の現地時間の真夜中、あるいは23時59分をもって締切日としている機関は、FAO, ILO, ADB, WHO, WIPO, OECD, UNESCO など多数でもっとも多いパターン。

IAEAもその一つだが、日本から広告を読むと、本部の午後11時59分が日本時間で表示される。

WBは締め切り時間表示にUTC (cooridnated universal time、協定世界時)を使用。これはGMT (グリニッジ標準時)に代わって80年代から取り入れられ、日本との時差は9時間。表示された時間より9時間前が日本時間の締め切りとなる。

IMF は勤務地の11.59 pm を表示。UNDP はG やPカテゴリー職の公募であれば、締め切り時間は何故か05.59 am。

またAfDB, UNHCRの空席に特に締切時間の表示はない。本部現地時間の真夜中と想像される。

現実では、広告が出次第応募する者は全体の半分に満たない。大抵締切ぎりぎりに大量の応募書類が届くから、雇用側の上司も全体像を把握するのは応募期間が過ぎてから。期間途中で応募状況をチェックしたり、一部の応募書類を見たりはしても、書類のスクリーニングを始めるのは締切日すぎである。とくに内部職員や、ロスター登録されている応募者は締切日にどっと押し寄せる傾向があり、スクリーニング側泣かせだ。

特別に空席広告で告知していない限り、早めにに出した方が有利になるということはない。だが締切日ギリギリで起こるトラブルを避けるためにも、余裕をもって応募することはお勧め。遅くても締切日の一日前までには応募を完了したいものだ。

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