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年頭のご挨拶

新年明けましておめでとうございます。

2019年は平成が終わり新しい年号となる年。 「もの」の時代、昭和、「こころ」の時代と言われた平成の次に来るのは、どんな年号のどのような年だろうか。

昨年は国際機関でのキャリア開発を目指す人にとっては、心強い年だったと思う。国際機関の邦人就職に政府が力をいれ、関連する情報発信やイベント、企画に充実したプラグラムが展開された。若手レベルだけでなく、中間職、管理職を目指す候補者の支援も目につくようになった。

この傾向はさらに強まり、今年は国際機関就職希望者にとってはますますチャンスが増える、という期待が持てる。

2019年からJPO派遣候補者選考試験の応募受付期間も変化し、募集要項公表 も間近と思われる。キャリア国際機関も今まで以上にキャリア支援に積極的に働きかけていきたい。さしあたりJPO試験応募者を、書類作成やキャリアプラン、職種の選び方などを通じ応援するつもりである。 

特に応募書類添削に関しては、締め切り日近くはリクエストで混み合うので余裕を持って送ってほしい。

2019年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

キャリア支援サービスの説明

キャリア国際機関では、様々なキャリア開発支援サービスを提供している。最近問い合わせの多いサービスについてQ and Aの形で説明した。

Q1.キャリアアドバイス一回(2000円)と6ヶ月間(6000円)とはどう違うのですか。

A1. 本人の履歴書、これまでの応募歴、個別の事情やキャリアゴールを分析し、今後のキャリア対策、適した分野、国際機関への助言をするのが一回限定サービス。対策に従ってキャリア戦略やプランを具体的に作成し、実行していくお手伝いをするのが6ヶ月プランです。プロフィール分析をして、プランを立て実行して行くのは時間がかかるので、6ヶ月や一年のスパンで考えるのが実践的でしょう。また6ヶ月プランだとメールやスカイプで本人が納得いくまで何度でも相談できるのが特徴。あくまでキャリア開発は本人主体なので、自分で開発しキャリア国際機関がその支援をする、という展開です。

Q2. 履歴書とカバーレターを添削していただきたいのですが、締め切りが迫っています。

A2. 普通3日営業日でお返しできますが、それでは間に合わない場合24時間仕上げサービスもご利用できます。ただし料金は50パーセント増しで、例えば履歴書は10000円が15000円。カバーレターは8000円が12000円となります。履歴書、カバーレター、空席広告を、メールに添付してお送り下さい。添削サービスは混み合う時期があり、その場合かかる時間のめどは予めお知らせします。

Q3. 履歴書のどこをなぜ修正したのかチェックしたいのですが。

A3. お申し込みの際に訂正マーク付きとご指定ください。添削箇所がはっきりわかります。一般的にどういう箇所を修正したかはお返しの際に説明しますが、個別の箇所修正の説明はご質問ください。

Q4. 筆記テスト対策にはどういうサービスがありますか。

A4. 筆記試験で気をつけるポイントを書いたガイド、及びどういうトピックを知っておいたほうがいいかの助言をするもので、2000円です。6ヶ月や一年のキャリアアドバイスサービスご利用の方には無料で提供しています。またJPO準備で、筆記の添削指導をする場合2テーマで10000円(ガイド付き)です。1テーマを二度添削指導する場合も10000円となります。

Q5. 模擬面接はどういう流れで行われますか。

A5. こちらジュネーブ在住のため時差を考慮しながら、まずスカイプ実施の日時を決定。空席広告  履歴書は前もってお送りください。こちらから面接ガイドをお送りするほか、模擬面接用質問を本番より少し多めに準備します。実施当日は模擬面接を本番と同じ順番で行った後、気がついた点をフィードバックし質問にもお答えします。だいたい二時間を予定してください。普通は英語のみですが、ご希望によってフランス語も可能です。

キャリア国際機関2017年の軌跡

キャリア国際機関のサイトを立ち上げ、国際機関キャリア支援サービスを始めて早二年半あまり。今年の主な活動と成果を振り返って見たい。

今年もほぼ2週間おきに、国際機関のキャリア開発に役立ちそうな記事をアップロードしてきた。掲載された記事は25件あまり。2017年にキャリアアドバイス、コーチング、応募書類添削、模擬面接等のサービスを利用した者は約70人。報告のあった範囲では、JPO試験を経ての者も含め、国際機関に採用されたものが7名とうれしい結果に結びついている。

筆記試験や面接までたどり着くも、無念の結果に終わる人がいる一方、JPOやYPP等の狭き門をくぐり試験に受かりながらも、赴任を迷う者もおり、キャリアとは人それぞれだなと強く感じた一年でもあった。

今年はレクチャーの機会にも恵まれた。外務省主催の応募書類書き方セミナーを東京で2度行ったほか、日本の大学向け講義が二度、某アメリカ大学のスイスキャンパス でもキャリア 開発セミナーを実行した。また日本の 大学院生及びジュネーブ国際機関訪問ツアーの学生たちに個別キャリアカウンセリングをする機会に恵まれ、若さの可能性を感じさせてもらった。

外務省人事センター等の努力のおかげで、国際機関就職関係の情報は充実している。しかし、個別のプロフィールやキャリアのニーズに合った 機関や空席を捜し、応募書類を作るための支援 は稀である。とくに地方の社会人や海外在住者は孤立しがち。アドバイスや適切な情報のないまま、プロフィールの合致していないポストに 応募を繰り返し、あきらめてしまうケースも多いと想像できる。

国際機関就職希望者のみならず現職員からもアドバイスやコーチングの依頼はあり、この分野でもキャリアサポートの強化は必要だろう。とくにJPOはコーチやメンターが早い時点からついていれば、 正式職員になれる可能性が高くなると思う。

なるべくたくさんの人に役立ちたいという思いから、キャリア国際機関のサービス料金は比較的低く設定してある。応募の成功、不成功にかかわらずアドバイスや面接、書類添削後の結果を知らせてもらえると、とてもやりがいがある。

模擬面接サービス

応募者からの「面接指導 をしてほしい」というリクエストで始めた模擬面接サービスだが、効果は驚くほど高い。国際機関で採用側にいた時、面接で失敗した候補者を何度も見てきただけに準備の重要性を再認識している。

模擬面接 は比較的時間や手間、集中力を要するサービスだ。まず空席に合わせて、出題が予想される質問を多めにリストアップする。その際ある程度の専門分野や機関の活動に関するものも入れる。答えを評価するには、面接側も予備知識が必要となり準備に時間がかかる。

模擬面接では, 決まった時間内に本番と同じやり方で候補者に質問していく。候補者の答えの内容と、答え方両方に焦点を合わせて記録を取り、面接後フィードバックをする。コンペタンシー以外の質問への答え方や最初の3分間の態度の観察は要注意点でもある。うまくできた点や改善箇所は面接直後に指摘するが、翌日新たな注意点を知らせることもある。

このように労力のかかるものだが、単に面接テクニックを教えるよりずっと効果は大きい。過去1年半で模擬面接を直接指導した9人中7人が、国際機関に採用されている。 特に模擬面接を2度以上やったものは全員成功して いる。残りの2人からは報告がなく結果は不明。面接テクニックのみを学んだグループの成功率は、報告を受けた範囲では4人に1人だ。

日本ではあまり経験しないコンペタンシー面接だが、ぶっつけ本番より模擬で経験しておくと効果的だ。まず面接で説明する実例が適当なものか、うまく構成され、求められている行動を含んでいるかを第3者に聞いてもらえるのは貴重。また内容と同じほど大事な、説明の仕方や態度、スピード、ボキャブラリーなどを指導してもらえる機会は稀と思う。

模擬面接を受けたほぼ全員が、「最初はドキドキした」と言っているから、本番での緊張度合いは推して知るべしだろう。模擬面接を経験してきた自信が本番での余裕につながるようだ。また改善点を意識して面接に望めば、一段上のレベルの受け答えができるというもの。

面接の練習はこのようにやるだけの結果は出るので、内容を準備するだけでなく、それを説明するリハーサルもするといい。ただし直前にやってもストレスになるだけなので、少し余裕をみて計画を立てよう。

国連機関視察ツアー

HISの国連機関視察スタディツアーが終了した。 5日間ジュネーブの主な国際機関を訪問し、邦人職員や現地学生と交流、そしてキャリアの講義とアドバイスを受ける 内容の濃いもの。高校生と大学生11人の参加者は元気いっぱいにこの機会を満喫していた。

このようなイベントは初めてではない。国際機関就職希望者セミナーは2012年にもとUNHCR職員、松本氏が音頭をとって始まった。3度ほど開催した後、当事者が亡くなったことや資金不足からセミナーは消滅。代わって登場したのが、このサイト、キャリア国際機関である。

今回は当時の教え子が旅行会社に就職し、新しくツアーとして復活させたもので、創設者の意思が 引き継がれている。

旅行会社のテーマツアーとしては初めてだから、提案してから右往左往あり、一時は実行が危ぶまれたほど。 ジュネーブ邦人職員会からの強い協力や、外務省国際機関人事センターの支援が 成功につながった。

ツアー中、レクチャー2回と個人キャリアカウンセリングを11回やらせていただいたが、伝えたいメッセージは2つある。

まず、キャリアプランは早く始めるほど有利だということ。 もう一つは、人にはそれぞれのキャリアがあり、よい、または悪いキャリアという定義はない点。成功、不成功は本人の満足次第ということだ。若さと希望溢れる参加者たちの参考になればうれしい。

キャリア国際機関の軌跡

管理人
管理人

キャリア国際機関のサイトを立ち上げ、国際機関キャリア支援サービスを始めてからはや一年半あまりが過ぎた。この間の主な活動と成果を振り返って見たい。

昨年2月15日に最初の記事を載せてから、ほぼ2週間おきに国際機関のキャリア開発に役立ちそうな記事をアップロードしてきた。掲載された記事は44件、今回が45番目の投稿となる。キャリアアドバイス、コーチング、応募書類添削、模擬面接等のサービスを利用した方は約36人。応募、面接テクニック資料の販売は14件となっている。報告のあった範囲では、国際機関に採用されたものが2名、JPO試験に受かったものが2名とうれしい結果に結びついている。

また、国際機関邦人職員用にキャリア構築セミナーをジュネーブで一度、外務省主催の応募書類書き方セミナーを東京で一度行い、インターネット上だけでなく、直接の指導ができてとても有意義であった。その他にもジュネーブ国際機関訪問の大学生たちにレクをする機会に恵まれ、若さの可能性を実感させてもらっている。来年は国際機関訪問ツアーが実行され、参加者にキャリアカウンセリングを提供する予定となっている。

アドバイザーを引き受けてくれた元同僚、外務省国際人事センター、ジュネーブ邦人職員会、そしてジュネーブ日本政府代表部にもずいぶんと協力していただき、感謝している。いろいろと成果があったこの20ケ月間に感じたことを以下に述べてみた。

外務省人事センター等の努力のおかげでどうやったら国際機関に入れるか、という情報はとても充実している。しかし、個別のプロフィールやキャリアのニーズに合った国際機関や空席を捜し、応募書類を作るための情報やアドバイスを得る機会は稀である。とくに地方の社会人や海外在住者は孤立がちで、そのような支援には恵まれない。アドバイスや適切な情報のないまま、プロフィールの合致していないポストに何度も応募を繰り返し、あきらめてやめてしまうケースも多いと想像できる。

国際機関就職希望者のみならず現職員からもアドバイスやコーチングの依頼はあり、この分野でもキャリアサポートの強化は必要だろう。とくにJPOはコーチやメンターが早い時点からついていれば、国際機関の正式職員になれる可能性が高くなると思う。

なるべくたくさんの人に役立ちたいという思いから、キャリア国際機関のサービス料金は比較的低く設定してある。アドバイスは無料だが的確な情報を提供するためには、リサーチやデータ分析が必要となり、それなりに時間も手間もかかっている。応募の成功、不成功にかかわらずアドバイスや面接、書類添削後の結果を知らせてもらえると、とてもやりがいがある。