国際機関で1ケ月から6ケ月間程の見習いをするインターン制度は、直接就職に結びつくわけではないがいろいろな面で大変有益。
まず国際機関という職場に直にふれ、実状や雰囲気を実感できるし、自分に合っているか本当にやりたいことなのか等の判断に役立つ。また自分の特性を覚えてもらい、ネットワークを広げれば将来の就職活動にも繋がる。
国際機関応募の際も経験があると有利に働く。某国際機関は新しく設置されたこともあり、創設後しばらくはインターンをそのまま正規職員に採用していた程。ただし自分の専攻の延長線上にある国際機関、NGOでの経験に限られる。日本政府のJPO応募者選考の際、インターン経験は職歴年数には加算されないが、国際度の採点の加点対称。
このように有意義な制度ではあるが原則的に無給であり、生活費と旅費が日本人には負担。国内で在学中の場合次の可能性も考慮してみるといいだろう。
日本在住の国際機関やNGO等でインターン
生活費の安い地域事務所やカントリーオフィスでインターン
CTBTO, WB, IAEA, IFAD, IMF, ILO, IOM, UNICEF, OECD, のような手当の支給される機関に応募
所属する大学から財政補助の可能性を確認
今年度は締め切ったが、日本ユニセフ協会の海外インターンのユニセフ現地事務所派遣事業募集に応募すると派遣費が支給される
文部科学省「トビタテ!留学JAPAN」で海外国際機関インターンを行う際の奨学金可能性をチェック
AIESEC海外インターンシップに応募
外務省人事センターのサイトにまとめられているように、国際機関のインターン制度は修士課程の学生が対象であったが、近年ではIAEA, CTBTO, ICC, IFAD, IOM, OECD, UN, UNDP, UNESCO, UNICEF, UNIDO, UNMAS, UNWOMEN, WFP, WHO, UNHCR等、学部生を受け入れる機関が目立つ。ただしの学部最終年度である条件が多いので気をつけたい。
応募条件の多様性に加え、応募やインターン期間が設定されているところや、ロスターが用いられている機関など制度が様々なので、それぞれのサイトから正確な情報を得たうえで早めに準備。また国連フオーラムでインターン特集が組まれているので、参考にするといいだろう。