小島晶子は、国際機関の人事政策と戦略、組織開発、人材雇用育成に25年以上の経験を持つシニアの人事スペシャリストです。彼女はUNHCR(国連高等難民弁務官)、UN(国連)、ITU(国際電気通信連合)および, 雇用 , キャリアマネジメント、研修課課長であったOECD(経済協力開発機構)などに勤務しました。人事コンサルタントとしてUNISDR(国連国際防災戦略プログラム)、DNDi(Drugs for Neglected Diseases Initiative)とSotelGui(ギネアコナクリテレコム)などさまざまな国際機関、非政府機関で働いています。
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応募書類でよく見かける I am a staff of …というフレーズ。 なぜ、 I am a staff member of…に直されたのか首をかしげる応募者もいるだろう。
Staffは、組織の職員や社員全体 (the group of employees of a particular organization)を意味している。複数の人の集まりを示す集合名詞のため、一人の職員をstaffとは呼べない。一人の職員をHe is a teamと書けないのと同じ。職員全体を意味しているので単数扱いとなる。
イギリス系のサイトや出版物を見るとorganisationが圧倒的だが、国際機関ではロンドンに本部のあるIMO国際海事機関やEBRD欧州開発銀行でもorganizationを使っている。自らをorganisationと名乗っている国際機関は、パリのOECD経済協力開発機構 (Organisation for Economic Co-operation and Development)くらいではないだろうか。
ただしILO (International Labour Organization) , ICC (International Computing Centre), ITC (InternationalTrade Centre)など、US式スペルではない名前の機関もあり歴史的背景を彷彿させる。